[メイン3] アナスタシア : 「先生、少し、お話あります」

[メイン3] エルドリッチ : 「む、なんだッチ?見ての通り忙しいッチ」

[メイン3] エルドリッチ : そう言いながら、せっせとトラバサミを裏口や廊下の真ん中に仕掛けていく

[メイン3] アナスタシア : 「あー、何やってるですか?猟奇殺人?」

[メイン3] エルドリッチ : 「失礼だッチねえ…これは君たちが平穏無事に過ごせるように部外者や理事長を捕まえるための罠だッチ」

[メイン3] エルドリッチ : ハサミの真ん中に手を突っ込み、広げ、設置。手際よく繰り返していき、学校は一種の立てこもり施設へと変貌した。

[メイン3] アナスタシア : 「部外者、わかりますけど。理事長、危険ですか?」

[メイン3] エルドリッチ : 「冷静に考えるッチ…こんな状況で登校させる校長も、止めない理事長もどっちも危険だッチ」

[メイン3] エルドリッチ : つまり、と前置きし

[メイン3] エルドリッチ : 「おそらくどちらか…もしくはどっちもこの件に関わってるッチ。関わってなくてもヤバイヤツだから用心しておくには越したことはないッチ」

[メイン3] アナスタシア : 「まるで籠城です、食料ないと、飢えて死にます」

[メイン3] エルドリッチ : 「食料なら…ほら」

[メイン3] エルドリッチ : そう指差すは、非常に巨大な中庭。およそ東京ドームの1/4程の面積を誇るその中庭は、この学園だけで過ごせるような農場施設や酪農がおこなわれていた

[メイン3] アナスタシア : 「あー、まるでSFの宇宙船ですね」

[メイン3] エルドリッチ : 「そう、明らかに学校には必要ないッチねえ…」

[メイン3] エルドリッチ : ふう、と軽くため息を吐く。

[メイン3] エルドリッチ : 「…この際だから君には話しておく」

[メイン3] エルドリッチ : 何かを決断したように、眼差しをまっすぐアナスタシアに向けて

[メイン3] アナスタシア : 「?」

[メイン3] エルドリッチ : 「余はこの学校を調査しに来た者であり…普段のッチみたいな間抜けな口調は馴染むための演技だ」

[メイン3] エルドリッチ : 「…秘密ッチよ?」

[メイン3] アナスタシア : 「KGBですねー、パパもそうです」

[メイン3] エルドリッチ : 「あー…ところでッチに何の用だッチ?」

[メイン3] アナスタシア : 「あー、先生がやっていたことと、関係があるんですが」

[メイン3] アナスタシア : 「これでは足りなくありませんか?」

[メイン3] エルドリッチ : 「ほう、足りないッチ?」

[メイン3] アナスタシア : 「うちの国みたいにドローンが飛んできたら対処、できません」

[メイン3] エルドリッチ : 顎に指を置き、思考する。
「一理ある…ッチ」

[メイン3] アナスタシア : 「農場に突っ込まれたら終わり、ですね」

[メイン3] エルドリッチ : 「確かに、ドローンや空爆も考えなければならないッチ…よし」

[メイン3] エルドリッチ : 中庭の方を向き、猛吹雪に目を細める

[メイン3] エルドリッチ : 「ふむ…あそこには色々な用途の機械があるッチ。何しろ大規模ファームだから」

[メイン3] エルドリッチ : 「少し改造すれば学校全体を温めるだけでなく、覆う屋根も展開できるはずッチ」

[メイン3] アナスタシア : 「ぜひ、そうしましょう。悪辣な敵の政府に操られている同胞を傷つけるのは悲しい、ですけど」

[メイン3] アナスタシア : 「やらなきゃ、やられます」

[メイン3] エルドリッチ : 「ただ…ちょっとッチだけだと時間が掛かりすぎるッチ。……一緒に猛吹雪の中を進んでくれるッチ?」

[メイン3] エルドリッチ : 無理なら無理でいい、そう仮面の奥の目は暗に告げている

[メイン3] アナスタシア : 「もちろん、私、シベリアの冬でこれぐらい慣れてます」
ぐっと両手を握って、笑顔を見せる
マイクロビキニでこれをやるのだからグラビアみたいだ

[メイン3] エルドリッチ : 「感謝するッチ」

[メイン3] エルドリッチ : 短く、確かに感謝を告げ。横にある中庭への扉を…開ける!

[メイン3] エルドリッチ : 1D100 -〇度 (1D100) > 82

[メイン3] アナスタシア : これ、死にます

[メイン3] エルドリッチ : -82度の氷点下、すさまじい吹雪の中を進む

[メイン3] エルドリッチ : 大丈夫だろ…多分ッチ

[メイン3] アナスタシア : しょうがないですねー

[メイン3] アナスタシア : 「はっ!シベリア式呼吸法!」
マイクロビキニの力とロシア人の忍耐強さでハートを高ぶらせ寒波を越えていく

[メイン3] エルドリッチ : 「さすがだァ…その適応性誉れ高い」
ゾンビなので凍らなきゃ平気である

[メイン3] アナスタシア : 「鬼滅の刃の呼吸の元ネタなのは有名ですね」

[メイン3] エルドリッチ : 「…あった!機械が置いてあるコテージ!あそこで一旦温まれるッチ!」

[メイン3] エルドリッチ : そう指差すは、木で出来た一つの小屋。

[メイン3] アナスタシア : 「サウナが欲しいですねー…」
体を動かさないと逆に凍ると全速力で突っ込む

[メイン3] エルドリッチ : 急ぎ共に行き、中へと入り扉を閉める。

[メイン3] エルドリッチ : 「ふう…ッチは平気だッチけど、アナスタシアは寒くないッチ?」

[メイン3] アナスタシア : 「ダー、何とか」
歯をガチガチさせてストーブの前から動かない

[メイン3] エルドリッチ : 「……ふむ、ちょっと待つッチ」

[メイン3] エルドリッチ : そう言いながら、コテージに設置された簡易調理場の方へと向かう。
ガスコンロの点火する音と、なにかを取り出す音。擦れ合う音などが聞こえる

[メイン3] エルドリッチ : そして、1分ほど経った頃。一つのカップを手に持ち戻ってくる

[メイン3] エルドリッチ : 「簡単だけどホットココアだッチ。飲んで体を温めるッチ」

[メイン3] エルドリッチ : ポンと、ストーブの上に置く。

[メイン3] アナスタシア : 「ありがとうございます…」
ふーふーと白い息を吐いて冷ましてすすり

[メイン3] アナスタシア : 「あッチ」

[メイン3] アナスタシア : 「ふふ、今の先生みたいでしたね」

[メイン3] エルドリッチ : 「え~~~~~そんな間抜けな顔はしてないッチよ~~~~~」

[メイン3] エルドリッチ : そう言いながら、手に持つはタオル。

[メイン3] エルドリッチ : 「はいこれ、服だと着れないけど。マントやタオルを軽く羽織るくらいなら大丈夫だッチ」

[メイン3] アナスタシア : 「服がダメなんですね…」
受け取ってはおる
頼りないがないよりはるかにまし

[メイン3] エルドリッチ : 「服…というより恐らくビキニを隠すのがアウトだッチ。つまりこの現象の犯人はビキニまみれの世界を求めていると推測できるッチ」

[メイン3] エルドリッチ : 「…一応他にも抜け道はあって、人同士で体を寄せ合い温めるということもありだッチ」

[メイン3] エルドリッチ : 「ただ、先生はゾンビだから冷え切ってるッチ。ごめんな」

[メイン3] エルドリッチ : 申し訳なさそうに、顔を俯かせる。表情を伺うことは出来ない。

[メイン3] アナスタシア : 「あー、ゾンビっていうか金属に見えますね。冷たそうです」
突然のヘイトスピーチ

[メイン3] エルドリッチ : 「酷いッチねえ…まあ間違ってないけど、金だッチ」

[メイン3] エルドリッチ : ほら、と見せつけるように両腕を前に構え、ボディビルのポージングをする。
表面は霜が付き、よりまぶしく光る。

[メイン3] アナスタシア : 「まぶしっ、光の反射で暖まれればいいんですが、吹雪、ですね」
目を細めて

[メイン3] アナスタシア : 「ところでこの小屋、なんの機械の小屋ですか?」

[メイン3] エルドリッチ : 「あー、それは…」

[メイン3] エルドリッチ : choice 学校の屋根 学校の暖房 レーダー施設 (choice 学校の屋根 学校の暖房 レーダー施設) > 学校の暖房

[メイン3] エルドリッチ : 「全体を温める地熱を溜めてるッチ。だからこの装置をonにすると…教室やここが温まるッチ」

[メイン3] エルドリッチ : 壁に付いたパネルを指で操作する。
フオーーーーンという巨大な駆動音と共に、なにかが作動する

[メイン3] エルドリッチ : 「これで温まったはずだッチ、みんなが校内で過ごす分には多分暫く問題ないッチ」

[メイン3] アナスタシア : 「地熱…地震や火山大国の日本ならではです…」

[メイン3] アナスタシア : 「四季はなくなりましたが」

[メイン3] エルドリッチ : 「まあそれはそれ…とりあえずアナスタシアはどうするッチ?何かしたいことがあるなら手伝うッチよ」

[メイン3] アナスタシア : 「そうですね…」

[メイン3] アナスタシア : 「私の国はもともと寒かったからさらにひどいことになってます…」

[メイン3] アナスタシア : 「U国との戦争で傷付いた故郷が耐えられるとは思えなくて…」

[メイン3] アナスタシア : 「私、国に持って帰るシャンクパンツが欲しいです!」

[メイン3] エルドリッチ : 「ふむ…パンツか、わかったッチ。この中庭のどこかには伝説のシャンクパンツが埋蔵されてるッチ」

[メイン3] エルドリッチ : 「見つけたら願いが叶う…そんな話が学校七不思議のひとつにあるけど、それは真実だッチ」

[メイン3] エルドリッチ : つまり…と顎に手をあて

[メイン3] エルドリッチ : 「そのパンツを見つければビキニの呪いも解呪出来、アナスタシアもパンツを持って帰れるッチ」

[メイン3] アナスタシア : 「本当にここにあるんですね…!シャンクパンツが…!パパはうそつきじゃなかった…!」

[メイン3] エルドリッチ : ん?と窓から吹雪の中、空を凝視する。
飛び立った飛行機が煙を吹き、どこかへ墜落していくのが見えた。

[メイン3] エルドリッチ : 「…あれウチの校庭から飛び立ったように見えるけど、多分気のせいッチ…?」

[メイン3] アナスタシア : 「こんな状態で飛び立ったらバードストライクどころじゃないです、幻覚では?」

[メイン3] エルドリッチ : 「うーん…まあそこまでバカじゃないと思いたいッチ。でもなあ…あんなアホする生徒心当たりあるっちゃあるッチねえ…」

[メイン3] エルドリッチ : 「でも委員長がいるから絶対止めるはずだしなァ…まあいいか、シャンクパンツ探すッチよ~~~~~~!」

[メイン3] アナスタシア : 「はい!パパの仕事は私が継ぎます!」

[メイン3] エルドリッチ : 雪かき用のスコップと、ダウジングマシンを手に持ち外へと向かう。
暖房のお陰で、表面がすぐには凍らない程度には中庭は温まっていた。

[メイン3] アナスタシア : 同じくダウジングマシンを使って背中にスコップを背負いシャンクパンツを探す

[メイン3] アナスタシア : 2D6>=12 判定 (2D6>=12) > 8[3,5] > 8 > 失敗

[メイン3] エルドリッチ : 「う~ん…見つからないッチねえ」

[メイン3] エルドリッチ : かれこれ1時間は寒さに耐え、雪の中を探索しているが一向にパンツの反応は無い。

[メイン3] アナスタシア : 「もしかしてここではない…?探し方が違う…?」
首をかしげながらマントをたなびかせ

[メイン3] エルドリッチ : 「ふむ…一旦小屋に戻って休憩するッチ?ちょうど別の小屋があそこにあるッチ」

[メイン3] エルドリッチ : 顎をそちらへと向ける

[メイン3] アナスタシア : 「あー、わかりました。休みましょう」
重いスコップを背負い、すでに疲れがたまっている
まるで背嚢を背負う歩兵だ

[メイン3] エルドリッチ : よし、とまた別の小屋へと入る。
そして中のストーブを点け、先程と同じように調理場へと姿を消す。

[メイン3] アナスタシア : ふう…と汗をぬぐう
この気温で汗が肌に張り付いているのは致命的になりかねない

[メイン3] エルドリッチ : 「はいこれ、暖かい緑茶だッチ」
暫く探したが、茶葉しかなかったために多少出すのに時間が掛かった。

[メイン3] アナスタシア : 「ありがとうございます、日本のお茶、大好きです」
受け取って手を温めつつ喉も潤す

[メイン3] エルドリッチ : 「ふぅ…ところで、アナスタシアはなんでッチの元に来たッチ?友達と一緒にいればよかったッチ」

[メイン3] エルドリッチ : 最初から聞きたかったが、色々あって聞きそびれていた疑問を投げかける

[メイン3] アナスタシア : 「それは…やっぱり大人と一緒にいたほうがシャンクパンツは入手しやすいと思ったからです……利用するようで、すいません」
しゅんと俯く

[メイン3] エルドリッチ : 「んー…いや、正直なのは美徳だッチ。それに…こっちも1人だと少し寂しかったから話し相手がいるのは助かるッチ」

[メイン3] エルドリッチ : こくこくと頷き、おもむろに壁のモニターを操作する。

[メイン3] アナスタシア : 「何のモニターですか?」
ばつが悪いのか話を逸らす

[メイン3] エルドリッチ : 「えーこれは…通信アンテナの装置だッチ。シャットダウンしてたけど、これがあれば猛吹雪の中でも衛星の情報や付近の電波を拾えるッチ」

[メイン3] エルドリッチ : そう言いつつ、端末を操作する。
中庭全体の情報が送られてくる。そこには、雪に埋もれる前の詳しい地理情報が含まれているはずだが…?

[メイン3] エルドリッチ : 2d6>=12 (2D6>=12) > 3[1,2] > 3 > 失敗

[メイン3] エルドリッチ : 「うーん、パンツがありそうなとこは見当がつかないッチ。地道に探すしかなさそうだッチ…」

[メイン3] アナスタシア : 「シャットダウンでデータが飛んだのかもしれません…」
望みを持っていただけに肩を落とす

[メイン3] エルドリッチ : うーん…と思考を巡らす。如何せん吹雪が激しいために探索の効率は芳しいとは言えない。

[メイン3] エルドリッチ : 「一旦切り上げてクラスに戻るッチ?探すなら後でも出来るし、なんなら冬休み期間もッチが探しておくッチ」

[メイン3] アナスタシア : 「いえ、こうしている間にもロシアの子供たちが、凍えてます」
ぎゅっと手袋を締めて

[メイン3] アナスタシア : 「でももしかして…建物の中にあるのでは?」

[メイン3] エルドリッチ : 「建物…なるほど、実際のところッチもシャンクスパンツが実在してることは知ってるけど、場所は七不思議でしか知らないんだッチ」

[メイン3] アナスタシア : 「その七不思議というのは…?」

[メイン3] エルドリッチ : 「まず一つが中庭のシャンクスパンツだッチ。そして…」

[メイン3] エルドリッチ : ②.校庭の一本桜に眠る女
➂.トイレの落とし穴
④.夜な夜な職員室から聞こえるアトラクションの呼び声
⑤.不当に弾圧された理科室のゾンビの怨念
⑥.深夜にプールで泳ぐ謎の男
⑦.職員室にいる謎の金色の教師

[メイン3] エルドリッチ : 「こんなところッチ。まあ正直関係ないと思うッチよ」

[メイン3] アナスタシア : 「あー…不審者多くないですか」

[メイン3] エルドリッチ : 「まあここって実際に死体とか動くからどうしてもそうなるッチ」

[メイン3] アナスタシア : 「というか何個かこれ先生…」

[メイン3] エルドリッチ : 「…………………」

[メイン3] エルドリッチ : 「まあ、それはそれだッチ。それで…どこ探すッチ?」

[メイン3] エルドリッチ : …そんなに不審だったッチ?悲しげな声色でポロっと漏らしつつ

[メイン3] エルドリッチ : 「…ん、あ、ちょっと待つッチ。通信アンテナが起動したからLINEが復活したッチ」

[メイン3] エルドリッチ : 指を素早くフリックさせ、クラスの連絡用グループへとメッセージを送る。

[メイン3] エルドリッチ : 『みんな、寒くないッチ?』

[メイン3] エルドリッチ : 「…えーっと、返信が…え?四人ほどプライベートジェットに乗ってどっか行った?」

[メイン3] アナスタシア : 「oh…」

[メイン3] エルドリッチ : 頭を振り、少し深呼吸をしてから再び画面を見る。やはり文章は変わらなかった。

[メイン3] エルドリッチ : 「……えー、すまん、アナスタシア。先生は今から職員室で色々やることが出来たから、一旦クラスで待機していてほしいッチ」

[メイン3] アナスタシア : 「あー、わかりました。それではそちらに合流します」

[メイン3] エルドリッチ : 頭を下げてから、別れて職員室へと向かう。
学校は強力な暖房で温かくなっていた。それはそれとしてまだ吹雪いているので寒い。アナスタシアは大丈夫だッチ?
そう考えつつ、雪の中を歩いて行く

[メイン3] エルドリッチ :